『ボブ・ディラン自伝』を読みました
『ボブ・ディラン自伝』(2005年 ソフトバンクパブリッシング)を読了。今日はその感想です。 孔子にしろキリストにしろ親鸞にしろソクラテスにしろ、各界の神さまたちは世のため人のためにすることに忙しすぎて、「書く」ことなんか顧みなかっただろうと思うのです。だから彼らの思想はみな、お弟子さんがまとめた書物により我々の知るところとなりました。...
View Articleカズオ・イシグロ『夜想曲集』
カズオ・イシグロの短篇集『夜想曲集』を昨日読了。 本国イギリスでは2009年5月に出版され、その年の6月には日本でも早々と訳書が出たのだけれど、ついつい読むのが遅くなった。図書館で借りようと思うとそうなる。しかしすごいね。去年気付いたときには既に予約10件とかなっていた。大変な人気。 「老歌手」 Crooner 「降っても晴れても」 Come Rain or Come Shine...
View Article「青い影」を書いたキース・リード
「青い影」 A Whiter Shade of Paleを世に送り出したことで知られるプロコル・ハルムというグループには、専属の作詞家がいました。その人の名をキース・リード Keith Reidといいます。彼はまた、1967年のデビューから1977年の解散、その後の再結成にいたるすべての時代を通じてグループの正式メンバーとして名をつらねています。(注・「青い影」は後日訳しました。第50回)...
View Articleカズオ・イシグロ・インタビュー 2008年春 (1)
以前グレン・キャンベルの "By the Time I Get to Phoenix" を訳したときの回(第31回)で、小説家のカズオ・イシグロさんのインタビューを訳してご紹介したことがありました。カズオ・イシグロは1954年に長崎市で生まれ5歳のとき家族と共にイギリスへ渡ります。そこからイギリスに住み続け、現在までに6冊の長篇と1冊の短篇集を発表しています。...
View Articleカズオ・イシグロ・インタビュー 2008年春 (2)
9月6日に書いた「カズオ・イシグロ・インタビュー 2008年春 (1)」の続きです。誤訳や意味の分かりづらい部分がありましたらご一報下さい。よろしくお願い致します。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *「カズオ・イシグロ・インタビュー ~ The Art of Fiction 第196回」 (2/2)(『THE PARIS REVIEW』...
View Article閉鎖のお知らせ(すみません)
2009年から書き続けていたこの訳詞のブログも、ついに閉鎖することとなりました。メールアドレスはそのまま使用できる状態においておきますので、ご意見ご要望等ありましたらお気軽にご連絡下さい。または書き込みして下さい。hosi様。ヴァーヴの“Bitter Sweet Symphony”の「I can't change my...
View Article